2006年3月5日

異常豪雪でドイツの交通大混乱

東京はかなり暖かくなったそうですが、ドイツは大変です。

おとといはフランクフルトの大雪で交通が大混乱し、同市の国際空港では570便がキャンセルされましたが、今日はミュンヘンなどバイエルン地方が大雪に襲われました。市内でも40センチから50センチの積雪になっています。私のアパートのベランダには1メートル近い雪が積もっています。バスも市電もストップしたほか、鉄道もミュンヘンとウルム間が不通になっています。ミュンヘン空港でも90便が欠航しました。ミュンヘンの学校の中には、明日臨時休校になるところもあります。高速道路ではあちこちで事故が発生し、20キロ近い渋滞が起きています。

ジョギングをしていて驚いたのは、街路樹のかなり太い枝が、雪の重みで折れて地面に落ちていたことです。車は2メートル近い雪の小山のようになっていて、スコップで雪を掘り出して周りの雪かきをしてからでないと、走れません。

ミュンヘンに16年間住んでいますが、こんなに雪が降ったのは初めてのことです。

おとといのアテネでは太陽が降り注ぎ、人々が屋外の喫茶店で、気持ち良さそうに日光浴をしていたのが、まるで10年前の出来事のように思い出されます。


冬にヨーロッパで飛行機に乗る時には、余裕を持った計画を立てないと、スケジュールが滅茶苦茶になってしまうリスクが高まっているような気がいたします。この猛烈な雪も、地球規模で発生している気候変化の一つの表われなのでしょうか。